NISA口座でつみたて投資を始めたものの、「この株、本当に売れるのかな?」と不安に思ったことはありませんか?SBI証券を利用してNISAで株式を購入した場合、その売却方法や注意点について解説していきます。
目次NISAの仕組みを理解する
まず、NISA(少額投資非課税制度)の仕組みを簡単に確認しましょう。
NISAは、一定額まで投資で得た利益が非課税になる制度です。年間120万円まで投資することができます。投資信託やETFだけでなく、個別株にも適用されます。
ただし、NISA口座で購入した株式は、原則として「売却益」が非課税となります。配当金については、通常の課税対象となりますのでご注意ください。
SBI証券でNISA株の売却方法
SBI証券でNISA口座に保有している株式を売却する手順は以下の通りです。
- SBI証券のログイン: まず、SBI証券のウェブサイトまたはアプリにログインします。
- 「売却」を選択: メニューから「売却」や「注文」といった項目を選びます。
- 売却対象の銘柄を選ぶ: NISA口座内の保有株式一覧から、売却したい銘柄を選択します。
- 数量を入力: 売却する株数を入力します。全量売却する場合は、「全て」を選択することも可能です。
- 注文内容を確認: 注文内容(銘柄、数量、売却価格など)をよく確認してから「注文する」ボタンをクリックします。
注意:
- SBI証券では、「成行売却」と「指値売却」の2種類の注文方法があります。「成行売却」は、現在の市場価格で売却されるため、すぐに売却できますが、「指値売却」は、指定した価格で売却されるまで待たなければなりません。
- NISA口座の売却には、税金の優遇措置を受けるために「NISA枠内」での売却が必要です。
売却可能な株を確認する方法
SBI証券では、NISA口座で保有できる株式は、原則として上場している日本企業の株式に限られます。また、一部の投資信託やETFもNISA口座で購入可能です。
NISA口座で保有している株式が売却可能かどうかは、「SBI証券のウェブサイトまたはアプリ」で確認できます。
- ログイン: SBI証券のウェブサイトまたはアプリにログインします。
- 「NISA口座」を選択: メニューから「NISA口座」を選択します。
- 「保有銘柄一覧」を確認: NISA口座内の保有株式一覧が表示されます。各銘柄の横に「売却可能」と表示されている場合は、その株式は売却可能です。
【参考】SBI証券のウェブサイト
- SBI証券公式サイト: https://www.sbisec.co.jp/
注意:
SBI証券では、売却可能な株式は常に変更される可能性がありますので、最新の情報はSBI証券のウェブサイトまたはアプリで確認してください。
売却時の注意点
NISA口座で株式を売却する際に注意すべき点は以下の通りです。
- 税金の優遇措置を受けるための条件: NISA口座で購入した株式を「NISA枠内」で売却することで、売却益が非課税となります。
- 売却益の計算方法: 売却益は、「売却価格」から「購入価格」を引いた金額になります。
- 配当金の課税: NISA口座で購入した株式からの配当金は、通常の課税対象となります。
よくある質問
NISAで買った株を売却したら、NISAの枠はなくなる?
いいえ、NISAで買った株を売却しても、NISA枠はなくなったり、減ったりしません。ただし、売却益が非課税になるのは、「NISA枠内」で売却した場合のみです。
NISA口座で保有できる株式の種類は?
NISA口座では、原則として上場している日本企業の株式、一部の投資信託やETFを購入することができます。
売却益が非課税になるのはいつまで?
NISAで取得した投資利益は、その投資を始めた年から20年間にわたって非課税となります。ただし、この期間中にNISA口座を解約したり、NISA枠を移動したりすると、非課税の権利がなくなります。
NISAで売却した株を再購入することはできる?
はい、NISAで売却した株を再購入することも可能です。ただし、再購入する際には、通常の証券口座を利用することになります。
売却益はどのように計算する?
売却益は、「売却価格」から「購入価格」を引いた金額になります。
NISAの非課税枠は毎年リセットされる?
いいえ、NISAの非課税枠は年間120万円で、毎年リセットされません。ただし、一度利用した枠は翌年に繰り越すことはできません。